重要文化財指定 1969


北海道畜産の発祥と希有な建築記念物,そこで輸入・普及した各種の農具



はじめに

 「札幌農学校第2農場」は、クラーク博士の構想によって一戸の酪農家をイメージした畜舎と関連施設を並べ、北海道最初の畜産経営の実践農場として約120年前に発足した。そのため、1969(昭和44)年には、北海道全域に畜産を広めた日本畜産の一つの発祥地としての価値と、ツーバイフォー方式バルーンフレーム構造の希有な農場建築としての価値が認められ、国の重要文化財に指定された。なお、重要文化財では「第2農場」の名で登録されたが、ここでは通称との混乱を避け、かつ由来を明確にするため、また、同所を使った畜産経営の研究は隣接地に移転して現在も営なまれ、建物群は文化庁の手で現在地に移転した当初の姿に復元されているため、敢えて「札幌農学校第2農場」と呼んだ。
その場所は、北大札幌キャンパスを縦貫する中央通りの北端にあり、24時間ガードマンに守られて、周囲の喧噪をよそに静かなたたずまいを見せている。
また、そこには、札幌農学校発足以来の農機具を収蔵し、日本全国から収集された鍬(くわ)と鋤(すき)、北海道農業の畜力機械化のために輸入・試用された機種、その中で実用化された農機具の発展過程などを示す標本があります。ここ重要文化財:札幌農学校第2農場は、国内で最初の洋式農業建築と北海道開拓の歴史を示す農具を収蔵して、「札幌時計台」と通称されて観光名所の「札幌農学校演武場=重要文化財」とともに、北海道大学(農学部)のゆかりの施設です。

・・・・ 一般公開のご案内 ・・・・

「札幌農学校第2農場」を次により一般公開します。

  • テレビ監視装置により見張っていることを了解ください。また、その監視者からの指示があった場合は、それに従ってください。
  • 入り口の「事務所」は「展示管理室」および「ガードマン室」のため見学できません。
  • 管理区域内を火気厳禁(禁煙・禁酒)とします。
  • 管理区域での飲食等を禁止します。
  • 写真撮影を許可します。ただし、照明等のために電気コンセントの利用を禁止します。

1. 施設内の見学

    公開期間: 毎年春(4月29日ごろ)から秋(11月3日ごろ)まで、午前10時から午後4時入場まで。
    休館日: 毎週月曜日、ただし、月曜日が祭日の場合は公開します。
    公開施設: 模範家畜房(モデルバーン)、穀物庫(コーンバーン)、(準備中:牝牛舎)
    見学法: 入り口の「事務所」前にある見学者名簿に記名し、随時・自由にご見学ください。なお、団体で多数の見学者がある場合および解説員の派遣(ボランティアのため対応できない場合もあります)を希望される場合は、パンフレット等の準備のため下記の事務部に事前に文書でお届けください。
    団体申し込み先: 北大総合博物館事務部(Tel: 011-706-2658 Fax: 011-706-4902)
    URL: http://www.museum.hokudai.ac.jp/

2. 建物内を除く管理区域での見学・写生など

    当管理施設内は、原則として午前10時から午後5時まで(門が開かれている時間内)公開します。ただし、建物施設内には立ち入れません。訪問時は、入り口の「事務所」前にある見学者名簿に記名してお入りください。


以下は詳細な説明です。

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北海道農業の発展と第2農場の歴史概要


農場の建物施設の概要


収蔵する農機具標本

  1. 農機具標本の概要と保存の契機
  2. 農機具標本の価値
  3. 主要な農機具標本の紹介−1
        明治初期の農具など
  4. 主要な農機具標本の紹介−2
        鍬や暗渠土管など
  5. 主要な農機具標本の紹介−3
        エンジンとトラクター


右上の写真は、牧牛舎東側のサイロにデントコーンを細断して詰め込んでいる作業風景であり、原動機にスチームエンジン、細断機にエンシレジカッターを使っている。後方のサイロ横の小屋は「緑飼貯蔵庫」、写真左端はコーンを積んだ4輪馬車である。
1912(大正元)年撮影、農学部付属農場蔵


重要文化財第2農場の全施設は、大学事務部(環境配慮促進課環境保全担当:Tel011-706-2137)が管理しています。
また、本施設の一般公開は、総合博物館が設置する「モデルバーン等公開委員会」によって行っています。
このページは農学部農業工学科作物生産システム工学講座が作成管理しています。何か質問やご意見がありましたら、作成責任者までご連絡ください。

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